顕微鏡とラバーダムを使用した根管治療

treatment

ラバーダム利点と欠点 根管治療の場合

根管治療の場合、ラバーダムの利点は、安心、安全。欠点は、費用。

1、まず、ラバーダムとは

ゴムシートは、薄く柔らかいゴムシートです。歯に装着し、お口の中と治療の歯の間に、ゴムシートで境界を作るものです。

 

ラバーダム

ピンセットでつまんだ、ラバーダム

2、ラバーダムは安心です。

2-1、治療が精密になるから、安心です。

歯だけが露出し、視野をさえぎる頬や舌が近づかないので、顕微鏡が使いやすくなります。

顕微鏡は歯を拡大して、精密な治療を行います。

顕微鏡とラバーダムのセットで、とても精密な治療となるのです。

2-2、接着のエラーがなくなるから、安心です。

現代の歯科治療は、歯科材料を歯へ接着するという治療で成り立っています。

例えば、歯に詰め物をする。冠、ブリッジをセメントで歯に接着するなど、歯科治療のほとんどが、何かを歯に接着する治療なのです。

この接着は、唾液や、呼気中の湿気で妨害されます。

ラバーダムは湿気を防ぎ、接着が強くなります。

さらに、接着後の処理を、顕微鏡で詳細に行うのです。

接着前、接着中、接着後がうまくいくので、接着治療が成功するのです。

2-3、菌が混入しないから、安心です。

根の病気は、根の中(根管)で菌が繁殖する病気です。

ラバーダムは、唾液を遮断し、根管への菌の混入が防げます。

ラバーダムを使うと、歯の神経の治療(根管治療)の成功率が90%台に高まります。

(ラバーダムしない根管治療は成功率6割程度)

 

根管治療とラバーダム

根管治療とラバーダム

以上の様に、ラバーダムをすると、詰め物や、根管治療、冠、ブリッジという、歯科治療の大部分がうまくいく。だから、安心なのです。

 

3、ラバーダムは安全です。

3-1、 器具や薬液でケガをしません。

歯に頬や舌が近寄ってきませんから、器具でお口の中をケガする事がありません。

3-2、小器具、詰め物を飲み込みません。

飲込むと恐いものがあります。それは、根の治療(根管治療)に使う、針状の器具(リーマー、Kファイル)です。針状ですから、飲み込むと、腸内でのアクシデントが心配です。ファイルでなくても、気管に入ると、取出すのが大変です。

ラバーダムがあれば、飲んだり気管に入ったりしません。

歯科では、うっかり飲みそうな小さなものを日常的に扱います。ラバーダムなしの治療は、案外と危険ですよ。

以上の様に、ケガもしないし、胃腸、気管や肺を傷つける心配がない。安全治療ですね。

 

4、さらに、ラバーダムは楽です

4-1、冷却水や洗浄水は、ラバーダム上で吸引され、お口に流れ込みません。

4-2、お口を無理に開けなくても、自然に開きます。

4-3、お口の中に水を溜めておく苦労がありません。

4-4、息も普通にできます。

だから、当院の治療は、治療中に寝る事ができるのです。

ラバーダムを使うと、患者さんも楽ですね。

 

  • このように、当院は、常時、顕微鏡+ラバーダムを使用する医院です。

治療するなら精密に、確実に、できるだけ再治療を防げるよう、色んな対策を考えて治療をしております。どうぞご安心くださいませ。

 

5、ラバーダムの欠点

強いて言えば費用位のものです。多くても1回200円以内と思われます。

薬液漏れ防止のコーキング剤が必要で、ラバーだけの充填処置よりは費用がかかります。

歯科用のコーキング剤は結構価格が高いのです。

根管治療では、ラバーダムの欠点は、費用以外には特に見当たりません。根管治療においては、1本の露出となるため、装着も容易だからです。